築古実家の相続──解体すべきか残すべきかの判断基準

お電話でのお問合せ

050-5212-5607

【営業時間】09:00-18:00 【定休日】なし

2025年11月29日

築古実家の相続──解体すべきか残すべきかの判断基準

築古の実家を相続すると、多くの人が最初に悩むのが「解体すべきか、このまま残すべきか」という問題です。建物の老朽化が進んでいると不安も大きく、早く更地にしたほうが良いように思えます。しかし、実は“解体が正解”とは限りません。判断にはいくつか押さえておきたいポイントがあります。

 

まず、解体すべきケースとして代表的なのは「倒壊リスクが高い家」です。屋根や外壁が大きく傷んでいたり、柱の歪みが見られる場合は、修繕より解体のほうが現実的です。また、建物の状態が悪くリフォームに多額の費用がかかる場合、売却や活用を考えるなら更地のほうが買い手がつきやすいこともあります。

 

一方で、残すメリットもあります。築年数が古くても、構造がしっかりしている木造住宅はリノベーションで価値が高まることがあります。レトロな家が賃貸物件として人気になるエリアも増えており、活用によって収益化できる可能性もあります。また、建物を残すことで固定資産税の住宅用地特例を維持できるというメリットもあります。

 

判断に迷ったら、「建物の状態」「地域の需要」「費用」「将来の目的」という4つの軸で整理することが重要です。専門家による現地調査を一度受けておけば、後悔のない選択がしやすくなります。

ページの先頭へ