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相続した実家が遠方にある場合、もっとも悩ましいのが「現地確認をどう行うか」という点です。放置してしまうと、家の劣化は思った以上に早く進みます。湿気によるカビ、配管の劣化、雨漏り、庭木の繁茂など、数ヶ月で状況が一変することもあります。だからこそ、まずは一度現地の状況を把握することがとても重要です。
現地に行く際は、効率的に確認できるよう“見るべきポイント”を押さえておくと便利です。外観では、屋根・外壁のひび割れ、雨樋の破損、庭木の越境などをチェック。室内では、換気や通水を行いカビや水漏れがないかを確認します。また、写真や動画で記録を残すと、後から家族で共有したり、専門家に相談するときにも役立ちます。
しかし、遠方に住んでいると頻繁に通うことは現実的ではありません。その場合は、管理会社や空き家見守りサービスの利用が有効です。月1回の巡回だけでも、トラブルの早期発見につながり、修繕費を大幅に抑えられることがあります。
遠方の実家を相続したときこそ、「無理なく続けられる管理体制」を整えることが大切です。一度しっかり現地を確認し、今後の方向性を決めることが、空き家リスクを最小限に抑える第一歩になります。