相続した空き家の固定資産税はどう変わる?特例のポイント

お電話でのお問合せ

050-5212-5607

【営業時間】09:00-18:00 【定休日】なし

2025年11月24日

相続した空き家の固定資産税はどう変わる?特例のポイント

空き家を相続した際、多くの方が見落としがちなのが「固定資産税の変化」です。家を所有する限り必ず発生する費用ですが、特例の仕組みを理解していないと、思わぬタイミングで税額が急に増えることがあります。

まず押さえておきたいのは「住宅用地特例」。住宅が建っている土地は、200㎡以下の部分について固定資産税が最大で6分の1に軽減される制度です。ところが、この特例は家が適切に管理されていることを前提とした仕組みです。

もし建物が著しく傷んだり、倒壊の恐れがある状態になり、自治体から「特定空家」に指定されると、この住宅用地特例が適用されなくなる可能性があります。そうなると土地の税額が数倍になることもあり、放置による金銭的ダメージは想像以上。特定空家指定は、行政からの指導・勧告を経て行われるため、空き家の管理状況は非常に重要です。

また、解体すれば土地だけになるため「固定資産税が上がる」と思われがちですが、これは半分正解で半分誤解。建物を壊すと住宅用地特例が一時的に外れることがありますが、売却や活用を前提とした計画的な解体なら、結果的に費用を抑えることも可能です。

相続した空き家の税金は「放置か管理か」で大きく変わります。まずは建物の状態を把握し、特例を維持しながら最適な方針を検討することが重要です。

ページの先頭へ