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相続した実家を「何となくそのまま」にしてしまう方は少なくありません。仕事が忙しい、遠方でなかなか行けない、気持ちの整理がつかない…。理由はさまざまですが、空き家は放置すればするほどリスクが大きくなる資産です。
まず知っておきたいのは、劣化スピードが想像以上に早いということ。人が住まなくなった家は湿気がこもり、カビ・腐食・配管トラブルが一気に進みます。築年数に関係なく、放置1〜2年で修繕費用が跳ね上がるケースも珍しくありません。
次に負担面のリスクです。誰も住んでいなくても固定資産税は発生し、さらに草木の管理、台風後の確認などの手間も増えます。もしご近所から「草が道路に出ている」「瓦が落ちそう」などの指摘が入れば、その都度対応が必要になります。
さらに注意すべきは“特定空家”に指定される可能性です。老朽化が進むと、固定資産税の住宅用地特例が外れて税額が実質的に数倍になることも。行政から改善指導や命令が出るケースもあります。
空き家は放置しても状況がよくなることはありません。まずは一度現地を確認し、「管理するのか」「活用するのか」「売却するのか」を早めに判断することが、資産を守る第一歩です。